解体
遥side.


車を置いて組長の部屋に行くと


意味のわからない光景が広がっていた。


楼騎は座ってお茶を飲んでいるが


組長がかなり挙動不審だ。


おろおろしている。


「...組長。何してるんですか?」


そう聞けば、ばっと顔をあげて


「はるか~!」


そうやって泣きついてくる。組長が。


こういうところは若とは偉い違いだ。


「遥。あの子起きてるんだけど起きないんだけど。」


「どういうことです?」


「なんか人形みたいになってるんだが...。」


「楼騎何かしたか?」


「なーんもしてなーい。」


どうすればいいんだこれ。


そんなとき、若たちが報告に


本家に帰ってきたらしく外が騒がしい


腕時計を見ればもう夕方の6時だった。


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