溺愛は蜜夜に始まる~御曹司と仮初め情欲婚~
「それはわかってるけど、やっぱり気になるし、やだ……」
梨乃はリビングのローテーブルに並べた色とりどりのチョコレートを前にため息を吐いた。
ひと口サイズのチョコレートもあれば少し大きめのブロックタイプもある。
「一緒に食べようって言ってたのに。嘘つき」
夕食と入浴を済ませ、23時を過ぎてもまだ帰ってこない侑斗に、つい文句を口にした。
たまたま明日はふたり揃って休みだという金曜日の夜。
ゆっくりとチョコレートを味わおうと決めていたのだ。
「社長の奥様がわざわざ取り寄せてくれたのに。……いいや、食べよう」
梨乃は上品なパッケージの箱に整然と並ぶチョコレートをひとつ手に取り、ぱくりと食べた。
「んっ……おいしい」
口に含んだ途端広がる上質な甘さに梨乃は目を閉じた。
「これが本場のチョコレートか……。想像以上だな」
侑斗の帰りが待ちきれずつい食べてしまったが、おいしいものは最強だ。
侑斗がいない寂しさをあっという間に癒してくれた。
20種類ほどあるチョコレートは、まるで宝石のようにキラキラと輝き見ているだけでワクワクする。
梨乃はリビングのローテーブルに並べた色とりどりのチョコレートを前にため息を吐いた。
ひと口サイズのチョコレートもあれば少し大きめのブロックタイプもある。
「一緒に食べようって言ってたのに。嘘つき」
夕食と入浴を済ませ、23時を過ぎてもまだ帰ってこない侑斗に、つい文句を口にした。
たまたま明日はふたり揃って休みだという金曜日の夜。
ゆっくりとチョコレートを味わおうと決めていたのだ。
「社長の奥様がわざわざ取り寄せてくれたのに。……いいや、食べよう」
梨乃は上品なパッケージの箱に整然と並ぶチョコレートをひとつ手に取り、ぱくりと食べた。
「んっ……おいしい」
口に含んだ途端広がる上質な甘さに梨乃は目を閉じた。
「これが本場のチョコレートか……。想像以上だな」
侑斗の帰りが待ちきれずつい食べてしまったが、おいしいものは最強だ。
侑斗がいない寂しさをあっという間に癒してくれた。
20種類ほどあるチョコレートは、まるで宝石のようにキラキラと輝き見ているだけでワクワクする。