溺愛は蜜夜に始まる~御曹司と仮初め情欲婚~
ひとりあれこれ考え悩む梨乃に、侑斗は苦笑する。
「そのことはおいおい考えよう。それよりこれ、うまそうだな」
侑斗はチョコレートを眺めながら梨乃の隣に腰かけた。
「とてもおいしかったですよ。味も抜群で見た目も極上。あまりにも幸せな気持ちになっちゃって。クリスマス企画のアイデアがどんどん浮かんできたんですよね」
梨乃はこの場の空気を変えるように明るくそう言ってタブレットの画面を侑斗の目の前に差し出した。
梨乃のイラストが何ページにもわたって描かれている。
「ショコラティエとの打ち合わせで提案してみようと思うんですけど、フェアで用意するチョコレートスイーツのデザインを考えてみたんです。ショーケースにジュエリーと並べて観賞用の作品を作ってもらいたいなとも考えていて。それにテーブルごとにテーマカラーを決めてそれに合わせたスイーツとカクテルを提案するとか……あと、甘い物が苦手な男性も素敵なクリスマスが過ごせるようにーー」
「楽しそうだな」
「えっ。あ、あ。ごめんなさい。ひとりでペラペラと話してしまって」
夢中で話し続ける梨乃を侑斗は愛しげに見つめた。
「そのことはおいおい考えよう。それよりこれ、うまそうだな」
侑斗はチョコレートを眺めながら梨乃の隣に腰かけた。
「とてもおいしかったですよ。味も抜群で見た目も極上。あまりにも幸せな気持ちになっちゃって。クリスマス企画のアイデアがどんどん浮かんできたんですよね」
梨乃はこの場の空気を変えるように明るくそう言ってタブレットの画面を侑斗の目の前に差し出した。
梨乃のイラストが何ページにもわたって描かれている。
「ショコラティエとの打ち合わせで提案してみようと思うんですけど、フェアで用意するチョコレートスイーツのデザインを考えてみたんです。ショーケースにジュエリーと並べて観賞用の作品を作ってもらいたいなとも考えていて。それにテーブルごとにテーマカラーを決めてそれに合わせたスイーツとカクテルを提案するとか……あと、甘い物が苦手な男性も素敵なクリスマスが過ごせるようにーー」
「楽しそうだな」
「えっ。あ、あ。ごめんなさい。ひとりでペラペラと話してしまって」
夢中で話し続ける梨乃を侑斗は愛しげに見つめた。