ONLY YOU~過ちの授かり婚~
失くした婚約指輪
乃彩side-
邸宅での生活も二週間が過ぎた。
千歳さんと美岬さんの一人息子・和寿(カズ)とも仲良しになった。
純也さんは私を避けるように仕事を理由にホテル暮らしを始めた。
妊娠五ヵ月目に入り、お腹も少しだけ出て来た。
美岬さんの勧めで戌の日、都内でも有名な安産祈願のお寺を参拝し、腹帯になるさらしを頂いた。
「美岬さん、色々とありがとう御座います」
「いいのよ」
私と美岬さん、和寿君の三人でダイニングテーブルを囲んで、ティータイム。
私はノンカフェインの妊婦でも飲めるタンポポコーヒーを初めて飲んだ。
「このコーヒーいけますね」
「そう?気に入ったくれた?」
「はい」
「でも・・・純也さんも薄情ね…この二週間、一度も帰って来てないんでしょ?」
「ラインはしていますから…」
「ラインね…」
私はラインは焼き菓子を摘まみながら、純也さんからラインをチェックした。
千歳さんと美岬さんの一人息子・和寿(カズ)とも仲良しになった。
純也さんは私を避けるように仕事を理由にホテル暮らしを始めた。
妊娠五ヵ月目に入り、お腹も少しだけ出て来た。
美岬さんの勧めで戌の日、都内でも有名な安産祈願のお寺を参拝し、腹帯になるさらしを頂いた。
「美岬さん、色々とありがとう御座います」
「いいのよ」
私と美岬さん、和寿君の三人でダイニングテーブルを囲んで、ティータイム。
私はノンカフェインの妊婦でも飲めるタンポポコーヒーを初めて飲んだ。
「このコーヒーいけますね」
「そう?気に入ったくれた?」
「はい」
「でも・・・純也さんも薄情ね…この二週間、一度も帰って来てないんでしょ?」
「ラインはしていますから…」
「ラインね…」
私はラインは焼き菓子を摘まみながら、純也さんからラインをチェックした。