恋愛鑑定士のブログ
決心した彼女は残りのアイスティを飲み干すと、順を追って語り始めました。


「今日、同じクラスに転校生がきたんだけど、すっごく気持ち悪いんです」


「気持ち悪いってどんな風に?」


「いきなり帰りに私を追いかけてきて“やっとボクたち、結ばれるんだね”だって」


「それは確かに気持ち悪い。ほとんどストーカーじゃん」


私は笑ってそういいましたが、彼女はずっと真顔でした。


真剣に悩んでいるようです。


「変なトラブルに巻き込まれないとも限らないから、ご両親や学校の先生に相談したほうがいいね」


自分では真っ当なことをいったつもりでしたが、彼女は首を横に振ります。


何か気に入らないんでしょう。

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