年下男子にご注意を!
「え…。うん…ちょっと、ね…」


記憶の奥底にへばりついて離れない初恋。

同じクラスで、よく喋っていたはずなのに。

友達からも『仲がいいね』って言われてたのに。

その言葉を信じて相手も好きだって勝手に勘違いして…。


もう、あんな想いはしたくない。


「俺じゃダメ?」


「え…」


「俺なら、君を悲しませたりしない」


その時――。

すぐ隣でガチャッという音がして

勢いよくドアが開いた。
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