年下男子にご注意を!
この状況を見ても、やっぱり何も言ってくれない。


「和泉も、早く神楽さん帰してあげないと日が暮れるよ」


「ちゃんと送ってくから、心配してもらわなくて結構」


「神楽さん。和泉のこと甘やかし過ぎないようにね」


和泉くんの言葉にフッと笑った後

あたしの方を向いてニッコリ微笑んだ。


「え…、あ…」


「しっしっ!」


返事に(きゅう)しているあたしの肩越しに

右手で追っ払う仕草を見せる和泉くん。
< 147 / 469 >

この作品をシェア

pagetop