年下男子にご注意を!
「ちょっと泣いちゃって…」


諦めないといけない。


昨日、お風呂から上がってベッドに寝転がり

そう自分に言い聞かせていると

何だか悲しくなって泣けてきた。


「もしかして、倉本くんに何かされた?」


一瞬で椿ちゃんの表情が変わる。


「あ…ううん、違うの。和泉くんは全然関係なくて…」


慌てて弁解するけれど

椿ちゃんには平沢先輩の話をしていないから

言葉に詰まってしまった。
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