年下男子にご注意を!
※※※


「神楽ちゃん」


放課後

肩に鞄をかけた真尋ちゃんが、あたしの元へやって来た。


「一緒に帰ろ?」


「え、別にいい…けど…。真尋ちゃん、バイトは?」


「今日はいつもより一時間遅くからだから大丈夫」


「じゃあ、いいよ」


断る理由もないので、あたしも鞄を手に取り一緒に教室を出る。

廊下には、同じように鞄を持って帰宅する人達や

ジャージ姿で談笑する人達で賑やかだ。
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