年下男子にご注意を!
「利用するようで悪いんだけど…」


真尋ちゃんが何かを言いかけた時――。

上から、賑やかな声とバタバタという大きな足音が

勢いよくあたし達のところまで駆け下りてきた。


「――っ」


楽しそうに話をしていたジャージ姿の女の子2人が

話を止め、不思議そうな、気まずそうな表情で

こちらを見ながら下の階へと下りていく。


「…」


足音も遠ざかった頃

下の方から会話を再開する声が聞こえた。
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