年下男子にご注意を!
「…あのね」


再び静寂が訪れた頃

真尋ちゃんが意を決した表情で口を開く。

肩にかけた鞄を強く握り締めるのが見えた。


「私、茂木くんと連絡取ってたの」


「うん」


話を(さえぎ)らないよう短く相槌(あいづち)を打つ。


「でもね、最近既読はつくけどたまにしか返事くれないの」


「うん」


「…茂木くんのこと…好きなのかもしれない。だけど、私からアプローチしても反応がなくて…」


徐々に下を向く真尋ちゃん。
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