年下男子にご注意を!
「あ、ああ。別に…。俺も帰りたかったし」


素っ気ない返事が返ってきて

胸がちくんと痛む。


「そっか…、そうだよね。面倒になったって言ってたもんね。助けてくれてありがとう。多分、もう会うことないと思うけど…。気を付けて帰ってね。バイバイ」


初めて会った人とは思えないぐらい

たくさんの言葉が出てきた。

失礼のないように笑顔で手を振って背中を向けた瞬間

手首を握り締められた。
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