年下男子にご注意を!
「もうちょっと…遊んで帰る?」


「ん」


振り返った時の彼の犬みたいな表情に

思わず首を縦に振る。


「んじゃ、行こっか」


手首を掴んでいた彼の指が

するりとあたしの指に絡み付いてきた。


え――


俗にいう『恋人つなぎ』


「あっ、あのっ!」


「何?」


「手っ!」


全部の神経が繋いだ手に集中している。
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