年下男子にご注意を!
「本当に良かったの?」


「え?」


「俺に合わせてくれたとか…」


「あ、いえ…。乗れないことはないんですけど、苦手なんです。だから今回はやめとこうと思って」


ごめんなさい。

ちょっとだけ利用しちゃいました。


「そっか。立って待ってるのも何だし、座って待っとこう」


先輩が指差した先には3人掛けのベンチが3つ。

右側には親子連れ、左側にはカップルが座っている。

空いている真ん中のベンチに荷物を置き、腰をおろした。
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