年下男子にご注意を！

『心配しなくても、付き合ってもないのに襲ったりしないよ。やっとこうやって向き合えたのに、始まる前から終わりたくないしね』


中学生なのに。

思春期の男の子なのに。

あたしより２つも年下なのに。


まだ幼さの残る中性的な顔立ちをして

あたしより少し背が高い和泉くんは

強引なのか慎重なのかよく分からなかった。


「あれ？神楽ちゃん大丈夫？」


回想していたら、横から椿ちゃんがあたしの顔を覗き込む。