年下男子にご注意を!
「やっ!やめ…、んっ!」


脇の下をくすぐられ、変な声が出る。

まだ人の少ない教室に自分の声が響き

慌てて両手で口を押さえた。


「もぉっ!椿ちゃんっ!」


皆の視線が集まり、恥ずかしくて消えたくなる。

2人ともびっくりしたらしく

口をポカーンと開けてあたしを見上げていた。


「あ…ああ…。ごめんね、神楽ちゃん…」


謝ってくれた椿ちゃんは、まだ放心状態。
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