年下男子にご注意を!
「…ふ」


両手で和泉くんの服を握り締めると

頬を包んでいた彼の両手が

あたしの肩や腕を滑り、手のひらを絡め取った。

そのまま両手を本棚に押し付けるから

あたしは本棚に背を預けたまま

和泉くんの気が済むまであちこちにキスを落とされる。


「はぁっ…」


「…もぉ…外なのにぃ…。和泉くんのばかぁっ…」


「ごちそーさま」


至近距離でペロリと舌を()めるその姿にさえ

ドキドキして胸が痛い。
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