年下男子にご注意を!
「誰かに見られたかな?」


人差し指であたしの頬をスッと撫で

ニヤリと笑うその顔はやっぱり中学生には見えなくて。


「もしそうなら、和泉くんのせいじゃん」


拾った本で和泉くんの胸の辺りを叩いた。


(いて)っ。そんなこと言ったって、可愛すぎるミコちゃんが悪い」


「うーっ…」


あたしが知らないこともいっぱい知ってて。

和泉くんの手のひらで転がされているみたいだ。
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