年下男子にご注意を!
ぐいっと引っ張られ、強制的に顔を上げさせられる。


「照れてる」


にっこり笑う和泉くん。


「だって…」


「可愛い」


そのまま唇に、触れるだけのキスをされた。


「続きは後でゆっくりね」


あたしの手に指を絡め、先に進んだ列のところまで足を進める。


「あのさ」


和泉くんを見上げると、彼は前の方を向いたまま。
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