年下男子にご注意を!
※※※



「きれー」


ゆっくり上昇していく観覧車。

眼下に広がる夕焼けと薄闇のグラデーション。

明かりの灯る家やマンションがキラキラと光り輝いている。

朝から遊びに来ていたのに、もう夕暮れの時間だ。

こんなに長く遊び歩いているなんて初めてかもしれない。


「ミコちゃん」


ポンポンと自分の隣を叩く和泉くん。

何となく隣同士に座るのが恥ずかしくて

向かい合わせに座ってしまったけれど

やっぱりそうなるよね…。
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