年下男子にご注意を!
立ち上がって隣に座ろうとしたら

腕を引かれ、和泉くんの上に座る形になってしまった。


「ごっ、ごめん!」


慌てて立とうとしたけれど

ぎゅっと抱き締められ、動くことができない。


「このまま」


顔にキスが落ちてくる。


「ミコちゃんの心臓の音、すげー」


そう言ってクスクス笑った。

心臓がバクバク音を鳴らしているのが

耳の奥で痛いぐらいに響く。
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