年下男子にご注意を!
「はぁっ…」


「ミコちゃん、キスうまくなったね」


ようやく解放された後

あたしの髪を撫でながら満足そうに微笑んだ。


「えっ!」


あたし、そんなにいやらしい!?


「は…はしたない…?」


怖々聞くと、目を真ん丸くしてパチパチ(まばた)きする和泉くん。


「ふはっ」


なぜ笑われたのか分からず、泣きそうになると

あたしを抱き締める手に力が入った。
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