年下男子にご注意を!
びくりと体を震わせ、ぎゅっと服を握り締めると

触れた手が離れた。


「……ごめん…」


大きくため息を吐き、首を左右に振る。


「さっき我慢するって言ったばっかりなのに、早速煩悩に負けてる…」


膝の上から真横に下ろされた。

腕組みをして、1人何かをブツブツ呟いている。


「和泉くん…」


「ん?」


呼び掛けてもこちらを見ない。


「さっきのはちょっとビックリしただけで…。…あたし…和泉くんとなら別にいいよ」


素直に思ったことを言うと、目を見開いて固まった。
< 424 / 469 >

この作品をシェア

pagetop