年下男子にご注意を!
「あっ!」


ミコちゃんが大きな声を出す。


「どうしたの?」


「お金……。払うの忘れてた!」


もう入口に2人の姿はない。


「平沢さんが払ってくれたんだろ。いいんじゃない?奢られとけば」


「ダメだよそんなの。申し訳ないもん。和泉くん、先輩と会うよね?お金渡しておいてもらえるかな」


そう言って俺に5千円札を差し出してくる。


「そんな金額しないって。今度家に平沢さんが来た時聞いとくから。それならいい?」


『むー』と腑に落ちない表情をしていたけれど

諦めてくれたのか渋々頷いてくれた。
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