年下男子にご注意を!
「でも、何で和泉くんのお兄さんあたしのこと知ってるの?同じ中学だけど、学年違うよね?」


くすぐったくて、その指から逃れようと

色々質問をして逃げる策を考えてみる。


「ミコちゃん、1年の時生徒会で書記やってたんだろ?平沢が会長で」


何でそんなことまで知ってるの?


逃げる策を考えるはずが

和泉くんの言葉に思わずフリーズ。


「その時、兄貴副会長やってたんだよ。倉本秀一(ひでかず)、記憶にない?」


副…会…長?

副会長?


「あーっ!」


「思い出した?」


クスクス笑う和泉くんに、黙って頷いた。
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