短編スカッと集
「うるさい!!お前は親孝行として払うものを払え!!
 高校を出て10年も引きこもりニートのお前を養ったんだからな!」

 父が言う

「いつまでそんなこと言ってるの?おじいちゃんから事情はきいてるんだろ?
 それにあんたは母さんが死んでからたまたま競馬で勝った金で高級車
 買っておじいちゃんがお金あると踏んで大義名分で月に10万しか
 おじいちゃんに生活費渡してなくて残りを自分に使ってただろ?
 てかギャンブル?父さんがパチンコ、競馬、競艇、競輪をやめれば
 ローン払えるじゃん?それを自分はギャンブルやめたくないから
 今まで通り俺に払わせようってか?あとおじいちゃんね?
 俺が半分以上ローンのお金出してておじいちゃん残りを出してたから
 株で勝ったお金また株に投資してもうほとんどなくなったから最後の方は
 俺が渡してる金から全部出すようになったよ。で今は仕事辞めたから
 俺がじいちゃんのために仕送りしてる金でギリギリ生活できてるんだよ
 あんたの10万じゃあやっていけないからな?一応生活できてるんだから
 感謝はしてほしいよ。てことだからローンは知らないよ?父さんが
 払ってね?バイバイ」
 
 というと帰る拓海

「おい!!こら!!まて!!ふざけるな!!」

 父が言う

 それから1年半後

「もしもし?奈美子?」

 拓海が奈美子に電話をかける

「どちら様ですか?」

 奈美子がよそよそしく言う

「お前子供産んだんだってな?おめでとう」

 拓海が祝福する

「家族が大変な時に助けてくれない人でなしの家族は私には
 いませんが?というか誰から聞きました?」  

 奈美子が冷たく言う

「それは最初にそっちが縁を切ったからだろ?まぁいいや
 出産祝いに兄として二日前にお前に最後のプレゼントを
 送ったから。多分今日ポストに入ってると思う」

 拓海が言う

「今見たら白い封筒が入ってましたがすぐに捨てます。」

 奈美子が言う

「まぁまぁ話は最後まで聞け!俺は兄として最後にお前に
 100%絶対に喜ぶものをあげようと送ったんだ。」

 拓海が言う

「中身が何であろうと捨てます。」

 奈美子が言う

「だから話は最後まで聞けって言ってるだろ?
 それで!その中身は本当にお前が喜ぶもので
 中を見ずに捨てたら後悔するぞ?それでも
 捨てるって言うなら止めないけど中を見たら
 お前は俺に感謝するぞ?」

 拓海が言う

「わかりました。そこまで言うなら中身をみてすぐに捨てます。
 えっ!?これ!!何でお兄ちゃんがこんなの!!どういうこと?」

 奈美子が中身を見て驚く

「お前連載開始時から月華に散りゆく者達好きだったよな?
 知り合いから譲り受けたんだけど俺いけないし興味もないし
 お前が好きだったから送ったんだ。当日はアニメ化決定の
 CM用のアフレコ撮りがあるから各声優と会えるし作者にも
 会えるぞ?ちなみに作者は高校生の沖田総司の声優を担当するんだ」

 拓海が言う

「嘘!!ありがとう!!」

 奈美子が感謝する

「1週間後だから遅れるなよ?朝の9時半に来てその券出せば
 良いらしいから。」

 拓海が言う

「うん。ありがとう」

 奈美子がお礼を言う

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