幼なじみ〜好きだったよ、君のこと〜
歴史の授業が始まると、先生がそう言い生徒たちは立ち上がってグループを作っていく。自分の興味のある世界遺産を調べ、グループ内で発表するのが今日の授業内容だ。
「凉、入ってよ〜!」
小百合が友達二人を捕まえた後凉を呼ぶ。凉は「しょうがねえな〜」と言いながら歩いてくる。その時、まだグループに入れておらず困っている様子の英美里を見つめた。その頬が赤く染まり、小百合の笑顔が消える。
「甲田さん!俺らのグループに来てよ!」
凉が声をかけると、英玲奈はホッとしたように笑う。そして「ありがとう」と笑った。その顔は綺麗な笑顔で、どんなに嫌でも二人が両片想いなのだと小百合に教える。
しかし、時間は待ってくれない。グループ内で発表する時間がやって来た。最初に凉が発表する。
「俺が調べたのは、ロスキレ大聖堂です。この大聖堂はデンマークにあり、1995年に文化遺産に登録されました。百年以上の歳月をかけてロマネスク様式で完成し、建築途中に王家のチャペルや埋葬が行われ、世界の中で最も王族が埋葬されている教会となっています」
「凉、入ってよ〜!」
小百合が友達二人を捕まえた後凉を呼ぶ。凉は「しょうがねえな〜」と言いながら歩いてくる。その時、まだグループに入れておらず困っている様子の英美里を見つめた。その頬が赤く染まり、小百合の笑顔が消える。
「甲田さん!俺らのグループに来てよ!」
凉が声をかけると、英玲奈はホッとしたように笑う。そして「ありがとう」と笑った。その顔は綺麗な笑顔で、どんなに嫌でも二人が両片想いなのだと小百合に教える。
しかし、時間は待ってくれない。グループ内で発表する時間がやって来た。最初に凉が発表する。
「俺が調べたのは、ロスキレ大聖堂です。この大聖堂はデンマークにあり、1995年に文化遺産に登録されました。百年以上の歳月をかけてロマネスク様式で完成し、建築途中に王家のチャペルや埋葬が行われ、世界の中で最も王族が埋葬されている教会となっています」