コックリさんコックリさん
「あんたのこと少しでも友達だと思った私がバカだった」

「別に、私は思ってなかったよー。ただのす.て.ご.ま」

「っっっ」

「あーあーそんな唇噛んで、血、出てるじゃん。まあいいわ、これからの血でわかんないでしょ」

「……」

「さーてと、雑談は終わり!じゃ、殺すよー」

「……」

「何よ、泣くなり、わめくなりなんかしなさいよ。殺す楽しみがないじゃない」

「……」

「チッ、最後まで腹立つ奴まあいいや殺そ」

次の日、あの二人の教室に一体の死体があった。

それは顔の原形がわからないほど歪んでいたらしい。
< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop