今日、私は殺される

「んで、もう殺すの諦めようと思ってたの。他の女子を殺そうと思ってたの。けど君が自分の命よりも両親が大切だっていうことを知って君の両親を殺したら今まで以上に面白いことになるんじゃないかなって思って...ね?」


「君の両親はものすごく優しいね。もう死ぬっていうのに君の名前を呼びながらごめんねごめんねってずっと謝ってたよ?よかったね。あんな優しい両親に出会えて」


彼はそう言いながらくすくすと笑った。


許せない。殺してやりたい。


だけどそんな気力さえ出てこない。


もう嫌だ。


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