青い瞳
この指の主は私の彼氏、松尾 和哉だった。
中学の卒業式の日、アルバムに寄せ書きを書き合ってるクラスメイトを眺めながら帰る用意をしてた。
そのころは、八方美人のせいで友達と距離をとってたから。クラス全員に寄せ書き書いてとは言われなかった。
4~5人に書いて終わりだった。
最悪の卒業式だぁ~。私は机に頭を着けて唸った。
寒くなったので目を開けた。
「んーっ」
はっ!私寝てた!?もう5時半じゃん!
もう私を起こしてくれる人はいないんだ…。
…帰ろう。私1人だし…あれ?
クラスにはもう1人まだ残っていた。
和哉だ…。小学校高学年から好きだった。
友達と卒業式の日に告ろう!と言ってたっけ…。
…もう過ぎた事か。
席を立った丁度その時…
「…待てよ…」
「ふぇ?」
驚いてみっともない声が出た。恥ずかしい。
「…お、お前は寄せ書きしてくんねぇの?」
と、卒アルを差し出す。
はぁ?それで残っていたの?
「物好きだね」
卒アルを受けとり、覗かれないようにして書く。
『和哉へ 小学校の時からずっと大好きだったよ!今はもっと大好きだよ!高校行っても元気でね!ずっと応援してるから! 愛より』
中学の卒業式の日、アルバムに寄せ書きを書き合ってるクラスメイトを眺めながら帰る用意をしてた。
そのころは、八方美人のせいで友達と距離をとってたから。クラス全員に寄せ書き書いてとは言われなかった。
4~5人に書いて終わりだった。
最悪の卒業式だぁ~。私は机に頭を着けて唸った。
寒くなったので目を開けた。
「んーっ」
はっ!私寝てた!?もう5時半じゃん!
もう私を起こしてくれる人はいないんだ…。
…帰ろう。私1人だし…あれ?
クラスにはもう1人まだ残っていた。
和哉だ…。小学校高学年から好きだった。
友達と卒業式の日に告ろう!と言ってたっけ…。
…もう過ぎた事か。
席を立った丁度その時…
「…待てよ…」
「ふぇ?」
驚いてみっともない声が出た。恥ずかしい。
「…お、お前は寄せ書きしてくんねぇの?」
と、卒アルを差し出す。
はぁ?それで残っていたの?
「物好きだね」
卒アルを受けとり、覗かれないようにして書く。
『和哉へ 小学校の時からずっと大好きだったよ!今はもっと大好きだよ!高校行っても元気でね!ずっと応援してるから! 愛より』