無気力な君への恋心


先輩が目をつぶって口を開けて待ってる


可愛いなぁ




って私は変態かっ



「江里菜ちゃん俺を焦らすなんていい度胸してるね」


「えっ?」


由羽先輩の顔をよく見るとさっきまでつぶっていた目が今はぱっちり開いていた



「あっすみません」


「いいよ。じゃああーんして」


「はい」


と言ってゆっくり由羽先輩の口の中へショートケーキを運んだ


「美味しいね」


「はい!」



「ケーキ好き?」



「はい!」


「ケーキもう1回食べてよかったね」



「はい!」



「間接キスだね」



「はい! ってえっ?」




間接キス?





ボッ




「顔赤いよ?熱でもあるのかなぁーー?」



うわぁー由羽先輩絶対からかってるよぉー


さっきの仕返しされたかな?


ははっ



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