無気力な君への恋心
出会いは中学の時
由香と知り合ってから間もなくだった
初めて由香の家に行ったとき由羽先輩がリビングのソファで寝ていた
第一印象は寝顔の可愛い人
それから由香の家に行くたびに
だるそうに勉強するところや
楽しそうにゲームをするところ
いろんな表情をする先輩を見た
それがとっても楽しかった
好きだと自覚したのは高校に入ってすぐだった
気づいたらいつも目で追っていて…
でも、由香みたいに可愛いわけでもないし勉強や運動が得意なわけでもない
こんな取り柄のない私を好きになってくれるなんて思ってないし告白する勇気も今はない
最近は由香を使って由羽先輩にとりいってるんじゃないかって先輩達に目をつけられることが多々あるが
由香は大切な親友であり、先輩にとりいるために利用しようだなんて思ったことはない
利用したところで私が付き合えるはずもないので先輩たちのことは軽くスルーしている