無気力な君への恋心


隣で覗いている子達が話し始めた。


向こうからこちらは見れない




「えっ?由羽様好きな人いるの!?」


「マジか!えっ目の保養がぁー」


「私もちょっと狙ってたのに!!」


「でも星野さんだもんねー」

「うちらじゃ勝てんもんなぁ」



なんかペラペラよく話すなぁーと思っていると



「星野さんに勝てる人なんかあの1年のなんだっけ…ほらあの…あっ!ほら!石井江里菜だよ!」



えっ?私!?


どうして私の名前が出てくるのよぉ


さっきまで由羽先輩が告白されているのを見ていたけど、今はこっちの会話から耳がそらせない



「でも、由羽様の妹と仲がいいからじゃない?」


「あっ分かるぅー絶対由羽様目当てで近づいたよね」


えっ?
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