無気力な君への恋心
うわぁー何?
私、星野先輩に何かしたっけ?
連れてかれた場所は学校の近くの路地裏だった
薄暗くて気味が悪い
「この前、私が由羽くんに告白した時、好きな人があんただって聞いたのよ!」
「えっ?」
由羽先輩が私を?
「どうして!あんたなんかが!私の方が可愛いのに!!」
「そうよ!星野ちゃんの前でまぁー惚気ちゃって!!」
えっ?先輩達の言っていることが分からない
由羽先輩が?
私を?
えっ?
好き?
えっ?ちょっと待って何を言われてるのかさっぱり分からない
先輩達がベラベラ喋ってるのに全く耳に入ってこない
えっ?嘘?
頭をフル稼働させて考えていたら突然、大柄の男の人達ががやってきた
3人ほどいる
えっ?誰?
「好きにやっちゃって!」
「星野ちゃんいいの?こんな可愛い子!」
「あっ!いいこと思いついた!」
星野先輩が耳打ちをしている
この隙に逃げよう
ここは危険だ!
ぶるぶる震えて足が動かなかった