Light and Dark ー光と闇ー
「改めて俺は、春川 柊優。
俺達は、俗に言う走り屋だ。」
「てっきり暴走族とかかと思ったけど、違うの?」
「暴走族とはまた違うかなー」
そう聞いて私はその部屋をまた少し見渡し
「ふーん」
「興味ねぇって感じだなw」
「まあ…よく知らないし」
「そりゃそうか。
んで柊優、莉沙ちゃん連れて来ちまったけど、どうすんだよ」
「……知らん」
「はっ?」
「え?」
その腑抜けた返事に私と、一志くんは声を挙げた。
「知らんってお前」
「別にいいだろー?
莉沙にとってもいい気晴らしになると思ったんだよ」
「んだそれ、まじ適当だなお前」
「なんかよく分かんないけど、
私の事を思ってしてくれたことには感謝する。
ありがとう」
私がそう言うと柊優はニカッと笑い、
背もたれに持たれ誰かに電話をしていた。