Light and Dark ー光と闇ー
「……うるさい、後ここには残らない」
何故か私は碧に恐怖を感じた
何もかも見透かされそうな、鋭い目付き
「宛もねぇのにどうすんだよ」
「関係ないでしょ、もうほっといて」
「あ?んだよいきなり」
返事もせず私は携帯を持ちそのまますぐ玄関に向かう
「おい!ちょっ待てよ!!!」
そう言って玄関のところで腕は掴まれた
「お前が何を抱えてんのか知らない、けどお前自身が手を伸ばさねぇと今の現状はなんにも変えられねぇぞ」
手を伸ばしたところで、助けを求めたところで
何が変わるって言うの
私の心は誰にも開けられない
そこに触れて欲しいとも思わない
私はずっと1人だった。あの日から…
「ハハッばっかじゃないの?そんなこと今更望んでないし!!ていうか、なんにも抱えてないから」