Light and Dark ー光と闇ー
「18時過ぎか、もう飯食うか?」
「碧がお腹すいてるなら食べよ」
「俺?俺もうペコペコ」
「へへ、じゃあ食べよっか」
碧の顔は何故か赤く染まって私から目を離し、バイクに乗る
「早く乗れバカ」
「あ、ごめん、1人じゃ乗れない……」
「あっ、そうだったな」
「ねぇ、運転大丈夫?」
赤みは取れ、だけど、動きがぎこちない
だから、運転大丈夫なのか少し心配
「たりめぇだろ!うし、行くぞ」
私はぎゅっとお腹に腕を回し掴まっている
背中に顔を付けて、服から碧の匂いがして心地がいい
私達は、まだ知らない。
私が零だということに、碧がBIRZだと言うことを。