Light and Dark ー光と闇ー


「18時過ぎか、もう飯食うか?」


「碧がお腹すいてるなら食べよ」


「俺?俺もうペコペコ」


「へへ、じゃあ食べよっか」


碧の顔は何故か赤く染まって私から目を離し、バイクに乗る


「早く乗れバカ」


「あ、ごめん、1人じゃ乗れない……」


「あっ、そうだったな」


「ねぇ、運転大丈夫?」

赤みは取れ、だけど、動きがぎこちない
だから、運転大丈夫なのか少し心配


「たりめぇだろ!うし、行くぞ」

私はぎゅっとお腹に腕を回し掴まっている
背中に顔を付けて、服から碧の匂いがして心地がいい























私達は、まだ知らない。
私が零だということに、碧がBIRZだと言うことを。




< 66 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop