おはよう世界
芽衣がそう言ったので、「じゃあ休憩する?」と心音は中庭へと芽衣を連れて行く。中庭にはベンチが置かれていて、たまに生徒が座っている。
「ラッキー!空いてる」
心音はそう言い、ベンチに腰掛ける。芽衣も心音の隣に座った。それから二人は小学校の頃の思い出を話した後、心音は芽衣にアメリカでの生活を質問する。
「アメリカのどこに住んでたの?」
「ミネソタ。自然豊かでいいところだよ」
「学校は楽しかった?」
「朝早くから学校だったから授業中に眠くなることもあったな。まあ、その分早く帰れるんだけど……」
芽衣が笑うと心音の顔にも自然と笑顔が浮かぶ。こんな穏やかな時間がずっと続けばいい、そう心音は願うが「あっ!矢沢さ〜ん」といういじめっ子の声で笑顔が消える。
「こんなところにいたんだ〜?購買のパン買ってきてよ。私はメロンパン」
「私はクリームパン。買えなかったら承知しないから」
いじめっ子がそう言い、心音の体が震える。早く購買に行かなければ、そう思い立ち上がろうとするとその手を強く芽衣に掴まれた。
「ラッキー!空いてる」
心音はそう言い、ベンチに腰掛ける。芽衣も心音の隣に座った。それから二人は小学校の頃の思い出を話した後、心音は芽衣にアメリカでの生活を質問する。
「アメリカのどこに住んでたの?」
「ミネソタ。自然豊かでいいところだよ」
「学校は楽しかった?」
「朝早くから学校だったから授業中に眠くなることもあったな。まあ、その分早く帰れるんだけど……」
芽衣が笑うと心音の顔にも自然と笑顔が浮かぶ。こんな穏やかな時間がずっと続けばいい、そう心音は願うが「あっ!矢沢さ〜ん」といういじめっ子の声で笑顔が消える。
「こんなところにいたんだ〜?購買のパン買ってきてよ。私はメロンパン」
「私はクリームパン。買えなかったら承知しないから」
いじめっ子がそう言い、心音の体が震える。早く購買に行かなければ、そう思い立ち上がろうとするとその手を強く芽衣に掴まれた。