無限ループ
「あっ、おはよう智香」
「おはよう!茜」
学校の玄関に差し掛かったところで、親友で同じクラスの坂田茜に出会した。
上履きに履き替えると、明日から始まる夏休みに胸を踊らせながら、ふたりそろって教室に向かう。
「やっと夏休みだね、智香。いっぱい遊ぼうね!!」
「うん。お祭りとかも行きたいし……げっ、ギッシー……」
前方から、夏休みの課題と思われる山を抱えた、担任のギッシーこと山岸先生が歩いてくる。
「おっ、坂田に鈴山。ちょうどいいところで会ったな。ほれ、手伝え」
私達が何かを言うより早く、ギッシーは私と茜にひょいひょいとプリントを持たせた。
「教室の俺の机までお願い。いやあ、ふたりのおかげで助かったわあ」
そのままご機嫌な様子で、再び職員室に戻っていくギッシーを、苦々しく見送った。
「おはよう!茜」
学校の玄関に差し掛かったところで、親友で同じクラスの坂田茜に出会した。
上履きに履き替えると、明日から始まる夏休みに胸を踊らせながら、ふたりそろって教室に向かう。
「やっと夏休みだね、智香。いっぱい遊ぼうね!!」
「うん。お祭りとかも行きたいし……げっ、ギッシー……」
前方から、夏休みの課題と思われる山を抱えた、担任のギッシーこと山岸先生が歩いてくる。
「おっ、坂田に鈴山。ちょうどいいところで会ったな。ほれ、手伝え」
私達が何かを言うより早く、ギッシーは私と茜にひょいひょいとプリントを持たせた。
「教室の俺の机までお願い。いやあ、ふたりのおかげで助かったわあ」
そのままご機嫌な様子で、再び職員室に戻っていくギッシーを、苦々しく見送った。
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