ラブ♡ディスタンス【完】
『話なんてないよ。
 悩みごとがあるとすれば、
 年下の志樹君じゃなくて
 他の友だちにする。
 志樹君には関係ないっ!』




呼吸するのも忘れて
ひと息で言った。

それから、逃げるように駆け出した。




言ってしまった。

こんなことが言いたいわけじゃ
なかったのに。

私のばか!


これじゃただの八つ当たりだよ。






志樹君は何も悪くないのに。

私、大馬鹿野郎だっ...

最低最悪だ...
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