ラブ♡ディスタンス【完】
志樹君は私を振り向かせ、

ゆっくりと立たせてくれた。





それから

少し照れたように後頭部をかきながら

小犬のように上目遣いで私を見た。




「カズキ先輩と付き合ってるときから
 凪先輩のことが
 好きでした」



『っ!!』



「あの時から、今も。
 この先もずっと」






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