ラブ♡ディスタンス【完】
『わ...たし...
 てっきりマイカちゃんや元サッカー部で
 キャンプに行くんだと思ってて...
 それで...』




「行くわけないでしょ。凪先輩を残して」




『でも...』



「でも、は無し。
 俺のこと、信じられない?」



志樹君が、心臓を射抜くような視線で
私を見た。



『...信じられる』



「だったら。これからは
 栗山の言葉なんかに惑わされず
 俺のことだけ信じて。」



コクリ、と頷く。
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