ラブ♡ディスタンス【完】
LINEしても既読にならないし
電話しても繋がらないのに
マイカちゃんと一緒にいる時間は
あるんだね...
「先輩!今の人、だれですかぁ?
もしかして、彼氏、ですかぁ?」
『・・・・・・・』
「私、今から志樹とぉ」
『...っさい。』
「はい?」
『っさい。うるさい!
あなたとなんて、話したくない!』
「凪!?」
『どーしていつも。
あのときも、今も
どうしていつもっ...!
どうして! どうして!!』
マイカちゃんに詰め寄る私を
志樹君が止める。
「凪、やめっ...やめろって!!」
そっか。
志樹君は、マイカちゃんを
かばうんだ。
そうだよね。
だって
選ばれたのは
マイカちゃんなんだから。
私は込み上げてくる涙をぐっとこらえ、
背中を向けて走りだした。
泣き顔なんて見せたくない。
傷ついたなんて
思われたくない。
情けない姿を
見られなくない。
これ以上、嫌な私に
なりたくないっ
電話しても繋がらないのに
マイカちゃんと一緒にいる時間は
あるんだね...
「先輩!今の人、だれですかぁ?
もしかして、彼氏、ですかぁ?」
『・・・・・・・』
「私、今から志樹とぉ」
『...っさい。』
「はい?」
『っさい。うるさい!
あなたとなんて、話したくない!』
「凪!?」
『どーしていつも。
あのときも、今も
どうしていつもっ...!
どうして! どうして!!』
マイカちゃんに詰め寄る私を
志樹君が止める。
「凪、やめっ...やめろって!!」
そっか。
志樹君は、マイカちゃんを
かばうんだ。
そうだよね。
だって
選ばれたのは
マイカちゃんなんだから。
私は込み上げてくる涙をぐっとこらえ、
背中を向けて走りだした。
泣き顔なんて見せたくない。
傷ついたなんて
思われたくない。
情けない姿を
見られなくない。
これ以上、嫌な私に
なりたくないっ