ラブ♡ディスタンス【完】
車が到着し、エンジンが止まる。




『ここ...は...』



着いたのは

高校だった。



懐かしくて

思いだすと胸がギュっと苦しくなる

私と志樹君の母校。




「降りよう」



志樹君が、車から降りる。


私は躊躇して車の中から出ないでいると

志樹君が助手席のドアを開けて

シートベルトを外した。



顔がすぐ近くに迫り、

私は慌てて顔をそらした。






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