ラブ♡ディスタンス【完】
志樹君はしばらく私を見つめ、
それからゆっくりうなづいて



「部屋、行こう」



と、私の目を見たまま言った。



サッと私の手を取り

2階へと向かう。




志樹君の部屋に入り

ソファーに座る。



クローゼットからタオルを持った志樹君が

戻ってくる。



窓の外で、稲妻が光る。


キャッと目をつぶる私。


そんな私を

タオルで包む志樹君。
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