ラブ♡ディスタンス【完】
「ほらぁ、カズキ先輩のときは
凪先輩に何も言えないまま
付き合っちゃったから。
なんか申し訳ないなーって
あとですっごく辛くなっちゃって」
辛くなったのは、私ですが。
「だから、今回はちゃんと
伝えたいな、って」
毎回毎回、なんで私が気になる人を...
「じゃ、ちゃんと伝えましたから。
そーゆーことなんで、
よろしくお願いします。
凪先輩、くれぐれも
今から矢倉君に告白したり
しないでくださいね。
それは、ルール違反ですから!」
ルールも何も、あなたが勝手に...
なのに
私は
何も言い返せなかった。
「じゃ、行ってきまーす」
マイカちゃんは、キャンプには似つかわしくない
ワンピースの裾を翻し、
赤いサンダルの音を響かせて
行ってしまった。
凪先輩に何も言えないまま
付き合っちゃったから。
なんか申し訳ないなーって
あとですっごく辛くなっちゃって」
辛くなったのは、私ですが。
「だから、今回はちゃんと
伝えたいな、って」
毎回毎回、なんで私が気になる人を...
「じゃ、ちゃんと伝えましたから。
そーゆーことなんで、
よろしくお願いします。
凪先輩、くれぐれも
今から矢倉君に告白したり
しないでくださいね。
それは、ルール違反ですから!」
ルールも何も、あなたが勝手に...
なのに
私は
何も言い返せなかった。
「じゃ、行ってきまーす」
マイカちゃんは、キャンプには似つかわしくない
ワンピースの裾を翻し、
赤いサンダルの音を響かせて
行ってしまった。