ラブ♡ディスタンス【完】
しばらくリクライニングチェアに座ったまま

ぼーっと窓の外を眺めていた。




だいぶ心が落ち着いた





それでも


何の答えもでないまま


宙ぶらりんのまま。






・・・そろそろ行くか。





―――無の境地。




何も考えないようにして

大学の門を抜ける。





「凪先輩!」





『志樹君...?!』
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