幼馴染の涼くんは素直に好きって言えない
♤第1章♤

❊お弁当❊

「よう、波瑠(はる)」

そう私の名前を後ろで呼んだのは、
幼馴染の成瀬涼(なるせ りょう)。


私の名前は茅野波瑠(かやの はる)、
高校2年生。


私たちは同じマンションに住んでおり
生まれた頃からずっとお隣さんだ。


「涼くん! おはよ!」

いつも私は、呼ばれるのが好きで、涼くんよりも早く少し家を出る。


今日も、名前を呼ばれて私の1日は始まった。
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