予想外の怪談話。

てか、今花音の方から聞こえた気がしたんだけど…気のせい?

「花音、何か言った?」

「えっ? 何も言ってないけど?」

「あれー? じゃあ誰だったんだろ…」

まあいっか。

花音じゃないなら私には関係ないし。

「ついには幻聴が聞こえるようになったの?」

「えーっ、違うしー。てかやばーい、本当にキレー」

「さっきからそればっかりじゃんw」

あ、今笑ったな…?

このーっ!

「きゃーっ、やめてっ、くすぐるのは無理ー!」

「まいったか」

「ここ店の中なんだからやめなさい」

「…はぁい」

なんだか花音がお母さんみたいじゃないか。

そうすると私は子供か?

それは嫌だ。

子供は嫌です!

大人しくしま……。
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