仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
少しずつ噛み合って
「あんたそれ、浮気されてるんじゃないの?」
後日、興奮を伝えようと声をかけた真里は、驚くほどざっくり私の喜びを切り捨てた。
手に持っていたグラスを、思わずがしゃんとテーブルに置いてしまう。
「そ……そんなわけ……」
声が震える。
動揺が思い切り出てしまった。
「だって、浮気のうしろめたさからプレゼントするって古典的な手じゃない? 今までうまくいってなかったんでしょ? なのに急にプレゼントなんておかしいでしょ」
「うっ……。で、でもさ、よく考えてみてよ。本当に浮気のうしろめたさからプレゼントするなら、もっと豪華なものを用意すると思わない? 指輪とかネックレスとか、そういうあからさまな感じの」
「まあ、それもそっか」
「うん、そうだよ。間違いない」
後日、興奮を伝えようと声をかけた真里は、驚くほどざっくり私の喜びを切り捨てた。
手に持っていたグラスを、思わずがしゃんとテーブルに置いてしまう。
「そ……そんなわけ……」
声が震える。
動揺が思い切り出てしまった。
「だって、浮気のうしろめたさからプレゼントするって古典的な手じゃない? 今までうまくいってなかったんでしょ? なのに急にプレゼントなんておかしいでしょ」
「うっ……。で、でもさ、よく考えてみてよ。本当に浮気のうしろめたさからプレゼントするなら、もっと豪華なものを用意すると思わない? 指輪とかネックレスとか、そういうあからさまな感じの」
「まあ、それもそっか」
「うん、そうだよ。間違いない」